カテゴリー: FreeBSDとLinux
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このサイトは、FreeBSDで構成されています。

FreeBSDとの付き合いは、10年以上経ってしまって、いつから使い始めたか忘れたぐらいです。

いまだに、2.1.5のパッケージを持っています。

FreeBSDは、省メモリで安定度が抜群だったので、ずっと使い続けられるOSです。

Linuxも使っていたのですが、ディレクトリ構成やコマンドがBSDと異なったり、ライブラリの依存関係が複雑で管理しきれなくなったので、やめてしまいました。

そんな、このサイトのFreeBSDですが、この前、9.1にアップしてみました。

上げるつもりは、なかったんですが、ハードを交換したときに、OSがLANを認識しなくなってしまったので、OSを上げざるえなくなってしまいました。

ついでに、ブートからZFSに変更しました。

ZFSでブートする方法は、ここのページを参考にしました。

とても、わかりやすかったです。

こだわりは、省電力です。

前使っていたハードは、M2A-VMというSocketAM2のマザーでした。

全体で、50Wくらいあったので、なんとか電力量を抑えたいと思いまして、NEC PC-VY16AというCore2Duo 1.6GHzの物を使ってみました。

すると、25Wくらいまで抑えこめたのですが、拡張性に乏しく問題がありました。

サーバということで、ZFSによるミラー構成にしていたのですが、どうしても、外付けでハードディスクを増設する必要があり、無駄な電力を発生させていました。

 この前、ITXマザーのATOMをベースにしたシステムに変えてみようと、ショップにいったところ、NM-70Iというマザーボードに目がいってしまいました。

TDP 17WのSandy Bridge版Celeron 847 を搭載した省電力かつ高性能なバランスの製品です。

最初は、ATOMを買うつもりだったのですが、ある程度の性能もほしいし安かったので決めてしまいました。

持って帰って、前のFreeBSD 8.1が入ったHDDを取り付けて起動したところ、LANが認識しないということになったので、9.1を新たに構築することにしました。

 ケース無しのタンスサーバにして、電源は、350W ATX電源を流用することで運用を開始してみました。

すると、35W程度の電力量となってしまいました。

問題は、電源ですね。

電源って、最高出力の50%程度付近が効率良く出力できる設計らしいです。

350Wの電源は、大きすぎました。 しかも、省電力でもなんでも無いボロイやつです。

とりあえず、小さい電源を手に入れる為にヤフオクであさっていたところ、95W電源があったのでウォッチしてみました。

AcBel API-9748という電源で形状からしてATXでは無かったのですが、ケースなんて使ってないんで20Pinと4Pinがありゃーいーやということで、180円で落札することに成功しました。

すると、効果てきめんで、25Wにまで落とせました。

色々、調べていると、TDP 9WのAMD C6も良さそうなので、浮気しそうです。

 

このサイトの写真ですよ

下段が電源コンセント部屋で、一応 OMRONのUPSでバックアップしています。

ヤフオクで1円落札したゴミ寸前の物ですが、1分くらいは、もつようです。

 

この構成で、USBを/varにマウントして使っているんですが、リブートしなくなってしまいました。

シャットダウン時にUSB のShutdownがCompleteにならないようです。

解決策をご存知の方、教えて下さい。

 


ヤフオクで、AMD C-60 1GHzという、自作系PCが出品されていました。

バックパネルの形状からして、ASUSのC60M1-Iではないかと思い落札したところ、どんぴしゃでした。

そこで、このサーバのマザーボードとして交換したところ、なかなか良かったんですが、アイドル時の電力消費量がNM-70Iの方が1W低いことがわかりました。

但し、SATA3.0が6基も装備されているのは魅力的ですね。

全体的な消費電力というのは、CPUのTDPだけ見てもわからないということです。

パフォーマンスもCeleron 847の方が上でした。

ということで、即ヤフオク行きとなりました。

 

で、その後も消費電力削減の努力を行いました。

現状は、以下です。

ZFSで起動するのは、CFカードをSATAに変換した2本をミラー構成にしました。

2.5インチHDDは、データドライブとしてミラー構成にして、普段はモーターを停止させるようにしました。

FreeBSD 9.x以上だと、camcontrolにストレージが集約されたそうで、カーネルをいじらなくとも、以下のコマンドで、モーターを停止出来るようになりました。

camcontrol idle ada0 -t 600

これを、rc.confなんかに記述しておけば、OKです。

 

さらに、電源をACアダプタ化することに成功して、アイドル時 18Wとなり、大満足です。

やはり、電源を交換することが省電力化、最大のポイントのようです。

ちなみに、電源は、SH-5080 とかいう物をヤフオクでゲットしてきて、手持ちのHDD用電源で供給するようにしました。

正直、12V 2A だと、24Wということで、ちょっと足りないんじゃないのと思ったんですが、なんとか無事運用出来るようです。

 それと、USBにストレージを繋がなくなったので、スムーズにリブート出来るようになりました。

根本解決には、いたっていないです。

 


 

久々に更新です。

実は、現在の基板は、1年程前に交換して、すっかり違う物となっています。

AM1B-ITX となっていまして、CPUにSempron 3850 を使用し、メモリも倍増し8G、HDDに至っては、BSDのルートをSSDに置き換えて、ZFS用のキャッシュにも使っています。

2段あった弾も1段にして、すっきりしています。

電源は、ACアダプタの耐久性が良くなかったので、スイッチング電源(MEAN WELL NES-35-12)を使うようにしました。

次の進化としては、iSCSIによるHDD供給を行っているので、3TB HDDのミラー構成にして、NASとして拡張する予定です。