※後日、run-runにて、構築した以下の内容ですが、非常に不安定になります。 本気でお勧めしません。 現在、PCMCIAのAtherosチップを使ったデバイスにて構築しており、これは、非常に安定します。


ひと昔前まで、無線LANが家にある家庭なんて、なかなか無い世の中でしたが、最近の普及っぷりはスゴイですねぇ。
パソコンからゲーム機、スマートフォンや音楽プレーヤまで、無線LANが標準装備される時代です。
うちは、FONを使って無線LANを構築していたのですが、11nも使ってみたいと思い、考えてみました。
サーバにFreeBSDを使っているので、こいつをアクセスポイントにできないか調べてみると、行けそうだったのでやってみました。
FreeBSDは8.1を使い、USBタイプの無線LANアダプタを使えるようにします。
使える製品は、Planex GW-USMicroN が使えそうです。Ralink社のチップを使っているようですね。
しかしながら、ノーマル状態では認識しないので、ドライバを組み込む必要があるようです。
ドライバは、ここにありました。
右真ん中あたりの「Download8.1_REL as tar.gz」とかかれているところです。

こいつを FreeBSDに導入します。

とりあえず、展開しましょう。
tar -xvf run-run-8.1_REL.tar.gz

run-runディレクトリに展開されるはずです。

この中のusbdevsファイルをカーネルソースにコピーします。
※もし、他でusbdevsを改造している場合、気を付けて下さいね。 上書きしますから・・
cp run-run/dev/usb/usbdevs /usr/src/sys/dev/usb/

後は、ビルドしてインストールします。
cd run-run/modules/runfw
make
make install

cd ../../modules/usb/run
make
make install

最後に、/boot/loader.confに以下を追加して下さい。
if_run_load="YES"
runfw_load="YES"

とりあえず、リブートすれば認識するはずです。
できない人は、カーネルへロードしましょう。

kldload runfw
kldload if_run

これで、ifconfigすれば、run0が出てくるはずです。

デバイスが認識できたので、後は、FreeBSDの新機能でアクセスポイントを構築しましょう。

まずは、無線LANの設定情報です。
/etc/hostapd.conf を作ります。

WAP2の例)
interface=wlan0
wpa=2
wpa_key_mgmt=WPA-PSK
wpa_passphrase=[パスフレーズ]
wpa_pairwise=CCMP
ssid=[SSID]
country_code=JP

[パスフレーズ]、[SSID]は、指定して下さいね。


次に起動設定を行います。
/etc/rc.confを編集します。

hostapd_enable="YES"
wlans_run0="wlan0"
create_args_wlan0="wlanmode hostap channel [チャンネル]"
cloned_interfaces="bridge0"
autobridge_interfaces="bridge0"
autobridge_bridge0="wlan0 [ブリッジ用LANデバイス]"
ifconfig_bridge0="up"
hostapd_enable="YES"

[チャンネル]は、無線LANのチャンネルですから、周波数が空いているチャンネルを指定して下さい。
[ブリッジ用LANデバイス]は、無線LANと繋げる有線LANのデバイス名です。 re0、fxp0、bfe0等です。

これで、全ての設定が完了しましたので、起動してみましょう。
再起動すれば、アクセスポイントとして起動するはずです。
できない人は、以下を実行しましょう

ifconfig wlan0 create wlandev run0 wlanmode hostap channel [チャンネル]
ifconfig bridge create addm wlan0 addm [ブリッジ用LANデバイス] up
/etc/rc.d/hostapd start

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